クリストファー・ノーラン監督の最高傑作!
アメコミ映画の最高到達点!
映画ファンならご存じの『ダークナイト』を今回ご紹介します。
2008年公開ですので、もう16年も前の作品ですね。
時の流れは速いものです(遠い目)
IMAX 撮影の最初の一本
今でこそ、IMAX カメラで撮影された映画は珍しくありませんが、
世界で最初に、映画の撮影に IMAX を使用したのが本作です。
IMAX カメラはデジタル映像で言うと、18K くらいあるそうで、
使用されているシーンは、今見てもハッとする美しさです。
オープニングの銀行強盗シーンは映画史に残る素晴らしい場面ですが、
IMAX を使うことで、最序盤から『ダークナイト』は傑作だと予感させます。
CG 嫌いのノーラン節、大爆発
クリストファー・ノーラン監督は、なるべく CG を使わないことが有名です。
『ダークナイト』では、バットモービルとそのバイクを、本当に作ってしまいました。
このバイク、撮影当時は乗りこなせる人が世界で一人しかしなかったそうです。
それを走らせて(バットマンのマントだけは巻き込まれるので CG です)、
ジョーカーとの対決のシーンを撮影してしまいました。
このバイクが出てくるシーンで、タイヤが18個もある大型トレーラーが、
ひっくり返る場面がありますが、驚くべきことにこれも実写です。
本当にトレーラーを縦回転させ、街中でひっくり返してしまったのです。
もし失敗したら、どうするつもりだったのでしょうか……
ヒース・レジャーの演技が素晴らしすぎる
悪役ジョーカーを演ずるヒース・レジャーの名演技が素晴らしいです。
不気味で衝動的でありながら、同時に計算高く、モラルのかけらも存在しない、
そんな今までになかった悪役像を見事に演じ切っています。
アメコミ映画でありながら、アカデミー助演男優賞を初めて取りました。
残念なことに、ヒース・レジャーは役作りに苦労しすぎて、
たくさんの処方薬を摂取し、映画の完成間近で亡くなってしまいました。
まとめ
とにかく本作の素晴らしさは、ジョーカーにあると思います。
ヒース・レジャーの演技も素晴らしいですが、脚本も出色の出来栄えです。
ジョーカーの悪巧みがあまりにも巧妙過ぎて、最後まで飽きさせません。
オープニングからエンディングまで、一部の隙も無い作品です。
アメコミ映画を敬遠している方も、騙されたと思って観てください。
貴方の既成概念を根底から覆す、そんな体験ができます!
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