『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のご紹介

映画

前回、小説の『指輪物語』をご紹介したので、
今回はそれを映像化した『ロード・オブ・ザ・リング』三部作を、
ご紹介したいと思います。

その壮大なスケールから「映像化は不可能」と言われていた『指輪物語』ですが、
ニュージーランドが生んだ映画監督ピーター・ジャクソンが見事に映像化しました。

※余談:
実は一度、実写を取り込んだアニメ映画として劇場公開された作品があります。
1978年の作品ですが、興行的に失敗し、物語は途中で終わっています。

作品が成功を収めた理由

前述のアニメ映画は失敗しましたが、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作は、
興行的にも賞レース的にも大成功を収めました。
(三作目『王の帰還』がアカデミー作品賞を受賞しました)

この成功の最大の理由は「三部作をまとめて撮った」からです。
ただでさえ壮大なスケールの原作を、製作費を抑えるために、
一気に撮ってしまい、それを後で編集したのでした。

この事が功を奏し、映画に統一性が保たれたのが勝因だと思います。

素晴らしいニュージーランドの風景

ピーター・ジャクソン監督の『指輪物語』愛が素晴らしいです。
私が原作を読んで思い描いた中つ国、それ以上の映像を提供してくれました。

旅の仲間たちが荒野を行くシーンを空撮していますが、
撮影場所であるニュージーランドの風景があまりにも美しく、
「あれはCGなのでは?」と観客に疑われたほどです。

セット撮影やCGアニメーションも見事な出来ですが、
やはり一番目を引くのは、実在するニュージーランドの風景を、
中つ国と想定して撮影したことだと思います。

今から始める『指輪物語』

『指輪物語』および『ロード・オブ・ザ・リング』を目一杯に楽しむための、
私なりのルートをご紹介したいと思います。

 1.映画の第一部『旅の仲間』観る(「第一巻の罠」を避けるため)

 2.『指輪物語』の原作を読破する

 3.映画の第二部『二つの塔』と第三部『王の帰還』を観る

何故このルートをお勧めするかというと、原作と映画が補完し合っているからです。
原作の壮大な合戦シーンは、映画を観ることで更に感動が増します。
そして『ひとつの指輪』の怖ろしさは原作を読むことで、納得できます。

世紀の傑作である『指輪物語』と『ロード・オブ・ザ・リング』は、
まさに小説と映画の理想的な関係と言えると思います。

まとめ

『指輪物語』の良さは、ホビットという小さくて素早いだけが取り柄の種族が、
勇気と知恵を振り絞って、困難に立ち向かっていくことだと思います。

ホビットたちは、剣の達人ではないし魔法が使えるわけでもありません。
でも、その勇気と誠実さは人間やエルフに勝っているのです。

この素晴らしい物語が、一人でも多くの方に届くことを願っています。

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